筑協|筑波研究学園都市交流協議会|つくばサイエンスシティネットワーク

研究員による小中学校出前授業

平成30年度 出演者プロフィール

サイエンスQは、青少年の科学技術離れ対策として、小中学生の科学技術に関する疑問に研究機関の研究員が答える出前授業です。

No.1
 
牧 秀明(
マキ ヒデアキ)

授業実施日:


所属機関
国立研究開発法人国立環境研究所 地域環境研究センター 主任研究員
プロフィール
子どもの頃は川や池に釣りや魚捕りによく行っていました。中学・高校では生物研究部にいました。また小学生の頃から地元の河川や淡水魚を保護する団体で活動し,今も里山などの身近な自然保全活動をしている市民団体に所属しています。大学院の修士課程まではバイオテクノロジーを専攻していましたが,博士課程では合成界面活性剤(洗剤)が水環境中でどのように分解・変化していくかを研究していました。その後,海洋で流出した石油や植物プランクトンの細胞の分解や浄化についての研究をこれまで行ってきました。
会  場
テ ー マ
きれいな水と汚い水って何だろう?
主な内容
川,湖,海の水はどうなっているのか?私達の生活との関係について説明します。
No.2
 
亀山 哲(
カメヤマ サトシ)

授業実施日:


所属機関
国立研究開発法人国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター 主任研究員
プロフィール
国立環境研究所の生物・生態系環境研究センターで働いています。香川県の多度津町という小さな町が出身で、実家の隣の川で遊びながら子供時代を過ごしました。もともと写真を撮ることが好きでしたので千葉大学で衛星画像の解析や空間情報処理の魅力に取りつかれました。北海道大学地球環境科学研究科・農学研究科に進んだ後、主に釧路湿原を対象に流域の生態学や自然の再生について学びました。山岳部出身で趣味は釣り全般なので「仕事と道楽が完全に同じ。」と周りに言われていますが。これは本当です。今は「ウナギを育む、豊かな森里川海の絆と幸福な人の暮らし」を中心に研究しています。
会  場
テ ー マ
アクアリウムから考える水生生物と流域環境
主な内容
アクアリウムの製作を通した環境学習。身近な水生生物の飼育環境を作成し、流域環境や水質、また生物とその生息地等について解説します。
No.3
 
松本 勇(
マツモト イサム)

授業実施日:


所属機関
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構筑波宇宙センター   広報部 特任担当役
プロフィール
宇宙開発事業団入社
幼稚園、小中高校大学等をはじめ老人ホームまで広く一般へ講演等実施
茨城プロデュースアドバイザーとして10年間、広報的企画アドバイスなど行う。
会  場
テ ー マ
ひと と 宇宙
主な内容
宇宙開発とひとのかかわりを、ひと中心に映像を交えながら講演します。
No.4
 
中沢 孝(
ナカザワ タカシ)

授業実施日:


所属機関
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 筑波宇宙センター 広報部 特任担当役
プロフィール
35年間、宇宙開発の仕事をしてきました。
その間、NASA宇宙飛行士の本拠地である、テキサス州ヒューストンのNASAジョンソン宇宙センターで1年間訓練を受けたり、筑波宇宙センターで宇宙飛行士の訓練設備を開発したり、最近は宇宙食の開発も担当しました。
仕事を通して宇宙や宇宙飛行士に接した経験を生かして、宇宙や宇宙飛行士のありのままの姿を皆さんにお伝えするとともに、宇宙飛行士のように動くことができるかどうか、実際に体を動かしてチャレンジしてみてもらおうと思います。
会  場
テ ー マ
宇宙へ行こう!!
主な内容
1.「宇宙」とはどんなところか
2.人が宇宙に行くと何が起きるか
3.宇宙飛行士の家(国際宇宙ステーション)は住みやすいのか
4.宇宙食はおいしいか
5.宇宙飛行士訓練を受けて宇宙飛行に出かけよう(実習)
No.8
 
岡村 智崇(
オカムラ トモタカ)

授業実施日:


所属機関
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所  霊長類医科学研究センター 研究員
プロフィール
獣医系の大学院を卒業後、公衆衛生獣医師として食中毒に関連する微生物(ウイルス、細菌、寄生虫)の検査・研究を行ってきました。現在の研究所に入所後は、ウイルスの病原性やワクチン開発に関連する研究を行っています。
会  場
テ ー マ
感染症の話「風邪、インフルエンザ、食中毒」
主な内容
 毎年のように風邪やインフルエンザは流行します。特にインフルエンザは、学級閉鎖の要因になる大変やっかいな感染症です。なぜ毎年、流行するのか?ワクチンは?そんな基本的な疑問について、一緒に考えてみましょう。また近年、ニュースになった感染症や食中毒についても、分かりやすく解説したいと思います。   
No.9
 
山本 哲(
ヤマモト アキラ)

授業実施日:


所属機関
気象庁 気象研究所 環境・応用気象研究部 主任研究官
プロフィール
東京都出身。気象庁で働いて40年あまり、おもにいろいろな気象観測に関する仕事をしてきました。
会  場
テ ー マ
目に見えない光 赤外線を「見て」みよう
主な内容
みなさん「赤外線」という言葉は聞いたことがあるでしょう。
では、見たことはあるでしょうか。
赤外線は地球の気候を左右する、とても大切なはたらきをしています。
いろいろな気象観測にも赤外線が使われています。
簡単な実験も行いながら、一緒に赤外線について勉強しましょう。
・君の体からも出ている!? 赤外線とは
・赤外線と温度の関係
・赤外線と地球温暖化
・赤外線を使った気象観測
No.10
 
高木 朗充(
タカギ アキミチ)

授業実施日:


所属機関
気象庁 気象研究所 火山研究部第3研究室 室長
プロフィール
国内外の火山で観測研究を行っています.雲仙岳,有珠山,三宅島,浅間山,桜島などでは噴火を目の当たりにしながら,観測研究を行ってきました.最近では新たに150mもの高さの火山体を形成した西之島での観測研究を行っています.
会  場
テ ー マ
火山ガスの監視で噴火を予測する
主な内容
火山ガスの成分や量を測ることで、噴火を予測する手法があります。実際に火山ガスを測定する装置で実演しながら、火山ガスの観測について説明します。
No.11
 
前田 高輝(
マエダ コウキ)

授業実施日:


所属機関
国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター 生産環境・畜産領域 主任研究員
プロフィール
2005. 3 東北大学大学院修士+G11:K11課程(家畜育種)修了
2005.4-2015.6 北海道農業研究センター 酪農研究領域
家畜ふん尿堆肥化過程における温室効果ガスN2Oの排出及び生成プロセスに関する
研究を10年実施
2011. 9 学位取得(東京工業大学、博士(理学))
2012.4-2013.3 農研機構長期在外研究員 INRA、仏
2015.7-2017.3 内閣府科技 SIP総括・次世代農林水産業創造技術担当
2017.4- 現職
会  場
テ ー マ
牛のウンチとゲップで地球が暑くなる
主な内容
肉や牛乳等は食卓に欠かせない食材ですが、これらの畜産物を生産するためには、適切なふん尿処理を行い、環境への悪影響を最小限にする必要があります。また、牛等の反芻動物は呼気中に温室効果ガスであるメタンが含まれることから、これらの発生を抑制し、環境負荷の少ない生産体系の構築が求められています。本セミナーでは、温室効果ガス排出のメカニズムや東南アジア等における活動・研究内容についてなるべく易しく解説し、環境問題に関心のある聴衆のニーズに応える内容としたいと考えています。
No.12
 
酒井 徹(
サカイ トオル)

授業実施日:


所属機関
国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター 社会科学領域 研究員
プロフィール
人工衛星から撮影された写真を使って研究をしています。衛星写真は世界中で撮られているので、アフリカ、アジアなど、世界のいろいろなところで調査をしています。最近では、温暖化によって地球の表面がどのように変化しているのかを調べています。
会  場
テ ー マ
宇宙から地上の植物を診断する
主な内容
人工衛星が撮った写真は、いろいろな情報を持っています。人間が見えない波長を解析することによって、たとえば遠くはなれたアフリカで育っている植物の健康状態を診断する方法を紹介します。
No.13
 
前野 浩太郎(
マエノ コウタロウ)

授業実施日:


所属機関
国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター 生産環境・畜産領域 研究員
プロフィール
小学生のときに昆虫学者ファーブルに憧れ、大学でバッタを研究し昆虫学者に。
研究するにつれ好きになったバッタがアフリカで悪さをしていることを知り、
愛する者の暴走を止めるため、アフリカに旅立った。
アフリカで出会った仲間たちと協力してバッタの巣窟・サハラ砂漠に潜入し、
目にしたものは巨大なバッタの大群だった。

なぜバッタは大発生するのか?

科学の力を身にまとい、バッタの謎に立ち向かう。
会  場
テ ー マ
黒き悪魔・群れるバッタの謎を解く
主な内容
古来、アフリカでバッタの大群が農作物を食い荒らし、人々を苦しめてきた。普段は大人しく目立たないバッタが、なぜ天地を埋め尽くすほど大発生できるのか。それは、バッタが「相変異」と呼ばれる姿形に行動などを変える特殊な能力を秘めているからに他ならない。どうやって相変異をしているのか、この謎を解くことが大発生阻止のカギとなる。人類の平和を賭けた謎解きが昆虫学者にゆだねられた。今もなお繰り広げられる昆虫学者とバッタとの闘いを紹介する。
No.14
 
村中 聡(
ムラナカ サトル)

授業実施日:


所属機関
国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター 生産環境・畜産領域 副プロジェクトリーダー
プロフィール
アフリカの豆についての研究を始めて、すでに15年。アフリカで、そして世界中で豆が、人々の食生活や健康に貢献しているかを、身をもって体験してきました。人の成長に欠かせないタンパク質やミネラルの供給源として、そして多様化する食文化を支える食品として、豆は非常に重要な役割を果たしています。そんな豆のお話を通じて、子供達に栄養の重要性や、今皆さんが食べている食べ物がどのように供給されているかについて、関心を持ってもらえればと思います。世界の農業に対してもちょっと視野を広げてもらえれば、将来、世界に飛び出して農業研究で活躍する人もでてくると期待しています。
会  場
テ ー マ
世界を旅する豆のお話
主な内容
私たちがたべている醤油や味噌、豆腐を作るのにかかせないダイズは、日本からアメリカに旅して、そこで大成功。今は日本に凱旋帰国しています。一方、給食にもよく登場するインゲン豆はメキシコ生まれ。アフリカ生まれのササゲは平安時代に日本へ。いろいろな豆たちの旅のお話と、私たちの食生活や健康を支える役割ついて、いろいろな豆のサンプルをみながら、お話しします。
No.15
 
松本 浩明(
マツモト ヒロアキ)

授業実施日:


所属機関
国土交通省国土地理院 広報広聴室 地図測量広報相談官
プロフィール
地図・測量に関する問合せ窓口を担当しています。小学生の持つ疑問にわかりやすく答えられるようがんばります。
会  場
テ ー マ
地図ができるまで・地図記号の話
主な内容
国土地理院の地図ができるまでの過程をおおまかに説明するとともに、代表的な地図記号がどうやって決まったのか、等高線の見方等について紹介します。
No.16
 
野村 周平(
ノムラ シュウヘイ)

授業実施日:


所属機関
独立行政法人国立科学博物館 動物研究部 陸生無脊椎動物研究グループ グループ長
プロフィール
1962年佐賀県生まれ。九州大学卒、農学博士。昆虫綱コウチュウ目ハネカクシ科の甲虫類を研究。特に微小な土壌性甲虫であるアリヅカムシ類に興味を持ち、アジア、オセアニア産アリヅカムシの分類学的研究を専攻。一方で最近は、昆虫の身体の構造と機能を研究し、工学技術に応用する科学分野、バイオミメティクスについても研究を進めている。日本昆虫学会副会長、日本甲虫学会会長。
会  場
テ ー マ
冬越しする昆虫を見つけよう
主な内容
昆虫は夏のものと思いがちですが、秋から冬にかけても、たくさんの昆虫にであうことができます。昆虫たちは夏の姿とはちがって、種類ごとにちがった姿で冬を越しています。どんなところを探せば、冬の昆虫にであうことができるのでしょうか?つくば周辺で冬に見られる昆虫を紹介し、その生態や分布の現状について解説します。さらに、昆虫の多様性と気候の関係について示し、昆虫にとって冬とは何かを考えます。
No.17
 
芳賀 拓真(
ハガ タクマ)

授業実施日:


所属機関
独立行政法人国立科学博物館 地学研究部 環境変動史研究グループ 研究員
プロフィール
1982年茨城県生まれ。博士(理学),学芸員資格。
幼稚園に通う前から貝が好きで,毎日貝のことばかり考えて今日に至ります。化石や今生きている貝を使って,「どんな環境で」,「なぜたくさんの種類がいて,どのように進化してきたのか」について研究しています。野外で調査・観察して得られたアイディアを実験室で検証する研究スタイルです。
貝はあまり興味を持ってもらえないグループかもしれません。けれども,化石として残りやすく,しかもたくさん見られますから,疑問に答えるベストツールです。貝の話も織り交ぜつつ,化石を科学する楽しさを伝えたいと思っています。
会  場
テ ー マ
化石からわかる過去と未来
主な内容
化石と地層は過去を記録したタイムカプセルです。地球46億年の歴史のなかで,どの時代に,どんな生き物がいて,どんなことが起こったのかをお話します。過去の地球環境と生命の移り変わりについて理解を深めていただき,現在ばかりでなく将来の地球環境と息づく生命について皆さんで考えられるような授業にしたいと思います。
一方通行にならないように,対象学年と人数に応じて内容を調整します。
No.19
 
深津 武馬(
フカツ タケマ)

授業実施日:


所属機関
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 生物プロセス研究部門 首席研究員
プロフィール
1966年 5月 生まれ
1989年 3月 東京大学 理学部 動物学教室 卒業
1994年 3月 東京大学大学院 理学系研究科 動物学専攻 博士課程修了 博士(理学)
1994年 4月 日本学術振興会特別研究員(PD)
1995年 4月 通商産業省工業技術院 生命工学工業技術研究所 生物反応工学部 研究員
2001年 4月 独立行政法人産業技術総合研究所 生物遺伝子資源研究部門 主任研究員
2004年 4月 独立行政法人産業技術総合研究所 生物機能工学研究部門 研究グループ長
2013年 4月~現在 独立行政法人産業技術総合研究所 生物プロセス研究部門 首席研究員
この間
2003年 4月~2011年10月 筑波大学大学院 生命環境科学研究科 准教授(連携大学院)
2005年 4月~2010年3月 東京大学大学院 総合文化研究科 広域科学専攻 教授(客員)
2011年 10月~現在  筑波大学大学院 生命環境科学系 教授(連携大学院)
2013年 4月~現在 東京大学大学院 理学系研究科 生物科学専攻 教授(兼任)
会  場
テ ー マ
共生・進化・生物多様性
主な内容
 自然界において、生物というのは周囲の物理的な環境はもちろんのこと、他のさまざまな生物とも密接なかかわりをもってくらしています。すなわち、個々の生物というのは生態系の一部を構成していると同時に、体内に存在する多様な生物群集を含めると、個々の生物それ自体が1つの生態系を構築しているという見方もできるのです。
 昆虫類は人類がこれまでに記載してきた生物多様性の過半数を占める、陸上生態系の中核をなす生物群です。そしてその大部分は、恒常的もしくは半恒常的に微生物を体内に保有しています。このような現象を「内部共生」といいますが、これ以上にない空間的近接性で成立する共生関係のため、きわめて高度な相互作用や依存関係がみられます。このような関係からは、しばしば新しい生物機能が創出されます。共生微生物と宿主昆虫がほとんど一体化して、あたかも1つの生物のような複合体を構築する場合も少なくありません。
 共生関係からどのような新しい生物機能や現象があらわれるのか?共生することにより,いかにして異なる生物のゲノムや機能が統合されて1つの生命システムを構築するまでに至るのか?共に生きることの意義と代償はどのようなものか?個と個、自己と非自己が融け合うときになにが起こるのか?昆虫類に焦点をあて、微生物との共生によって可能になったさまざまな環境適応の進化について紹介します。
No.20
 
高橋 雅紀(
タカハシ マサキ)

授業実施日:


所属機関
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質情報研究部門 研究主幹
プロフィール
30年以上にわたって関東地方の地質を調べ,日本列島の成り立ちを研究してきました.宮沢賢治が愛し,タモリさんが大好きな地層や岩石の世界を,自作のアナログ模型を使って分かりやすく伝えています.昨年はブラタモリ「秩父」・「長瀞」に案内人として,またNHKスペシャル「列島誕生ジオ・ジャパン」に,自作のアナログ模型と一緒に出演しました.出前授業では「列島誕生ジオ・ジャパン」の内容を分かりやすく説明します.
会  場
テ ー マ
日本列島誕生のなぞ
主な内容
映像とスライド(パワーポイント)を使って日本列島の成り立ちを解説し,参加者全員で厚紙模型を組み立てて,日本列島誕生のなぞ解きに挑戦してもらいます.
No.21
 
秋山 陽久(
アキヤマ ハルヒサ)

授業実施日:


所属機関
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 機能化学研究部門スマート材料グループ 主任研究員
プロフィール
1992年早稲田大学応用化学卒業、1997年東京工業大学大学院総合理工学研究科博士課程修了、同年産業技術総合研究所の前身である工業技術院物質工学研究所入所、現在に至る。専門は高分子化学。
会  場
テ ー マ
繰り返し使える接着剤
主な内容
接着剤は、日用品、車、飛行機、建築物などさまざまなものを作るために使われています。通常は、一度くっつけると外すのがむずかしいのですが、今回我々が作った繰り返し外せるあたらしい接着剤について紹介します。
No.22
 
軽部 正彦(
カルベ マサヒコ)

授業実施日:


所属機関
国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 構造利用研究領域 領域長
プロフィール
大学時代に建築を学び、森林総合研究所に入ってからは、建物や橋などの構造物に木材を上手に使う方法の研究・開発に取り組んできました。
豊富な森林資源を持つ日本では、自然に生育する樹木の幹を木材として構造物に利用することを、とても古くから、そして当たり前に行ってきました。空気中の二酸化炭素を取り込んで育つ木材は、炭素の自然循環の中の一つの状態です。大きく育った樹木を伐り出して、木材の形で長く社会で利用し、勢い良く育つ若い木を植え育てることは、地球の温暖化防止にもつながっています。木材の上手な使い方を、一緒に木の橋の形やしくみから考えて見ましょう。
ちなみに全く関係ありませんが、出身はつくば市の隣の下妻市です。
会  場
テ ー マ
木の橋を作ってみよう
主な内容
錦帯橋など、古くからある木材を使った橋の模型を、接着剤無しで組み立てて、その仕組みを理解するとともに、上手な木材の使い方を考えてもらいます。
No.23
 
矢崎 健一(
ヤザキ ケンイチ)

授業実施日:


所属機関
国立研究開発法人 森林研究整備機構 植物生態研究領域 樹木生理研究室 主任研究員
プロフィール
樹木がどうやって大きくなるのか、どうやって水不足や病気で死んでいくのか、調べてます。お仕事は森林の樹木の研究ですが、自然やアウトドアがあまり得意でなくて困ってます。あと、スポーツをするのが好きですが、観るのはほとんど興味なく、友達と話が合わなくて困ってます。ハンドボールの指導員の資格を持ってます。
会  場
テ ー マ
木はどうやってビルよりも高くまで水を吸い上げてるの?
主な内容
木材は私たちにとっては大切な資源です。でも、樹木といういきものにとって、幹は水を葉っぱまであげる大事な部分です。実は木によって幹の構造が違います。木がどうやって水を吸い上げているのか?木の種類によって水の吸い上げ方がどのように違うのか?といったことをお話しします。
No.24
 
吉丸 博志(
ヨシマル ヒロシ)

授業実施日:


所属機関
国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 企画部広報普及科 研究専門員
プロフィール
生物集団の中での遺伝子の構成や頻度を扱う「集団遺伝学」という分野で研究をしてきました。学生の頃はショウジョウバエ、最初の職場ではヒト、森林総研に来てからの30年弱は樹木が相手です。数年前に定年退職となり、いまは森林総研の研究成果の広報普及に従事しています。また、多摩森林科学園で樹木・草花・野鳥などの観察ガイドもしています。
移動しにくい樹木は同じ樹種の中でも遠く離れた地域では遺伝子の構成が少し異なる「地域差」が見られ、地域集団の保全や復元を図る時に重要な情報となります。また、多くの栽培品種が育てられてきた樹種では、遺伝子の「個体差」が利用されています。森林総研の多摩森林科学園には全国から収集された多数のサクラ栽培品種が植えられており、近年、その系統の識別や由来について、分類や遺伝の研究者と共同で調査研究を行ってきました。
会  場
テ ー マ
サクラの歴史と多様性
主な内容
春になるとお花見の対象として親しまれているサクラ。日本に自生する野生の桜は10種程度ですが、これらの中から長い年月をかけて、染井吉野など多数の栽培品種が育てられてきました。近年、遺伝子を調べることにより、多数の栽培品種の識別や由来の推定が進みつつあります。このようなサクラ栽培品種の歴史や多様性についてご紹介しようと思います。
No.25
 
池田 真幸(
イケダ マサキ)

授業実施日:


所属機関
国立研究開発法人 防災科学技術研究所 社会防災システム研究部門 特別研究員
プロフィール
○略歴
・平成24年に東北大学にて学士(理学)を取得
・平成24年に(一社)みやぎ福祉・防災情報化機構を設立,代表理事に就任
・平成25年に東北大学大学院にて修士(理学)を取得
・平成28年より現職
○防災教育講師等の実績
・岩手県大船渡市吉浜中学校等 「子ども防災マップづくり」講師(H24~)
・宮城県社会福祉協議会 「災害ボランティアセンター情報研修」講師(H24~H26)
・宮城県七ヶ浜町 「子ども防災マップづくり」講師(H25~)
・宮城県社会福祉協議会 「社協活動実践研究委員会」委員(H26~H27)
・山形県鶴岡災害ボランティアネットワーク「e支え合いマップづくり」講師(H29)
・山梨県山梨英和中学校 「子ども防災マップづくり」講師(H29)
・教員免許状更新講習(JpGU主催)「子ども防災マップづくり」講師(H29)
会  場
テ ー マ
e防災マップづくり
主な内容
パソコンを使って、地図にハザードマップを重ね合わせ、学校の周りで起こるいる災害を確認したうえで、災害時の行動を登録してe防災マップを作る。
No.26
 
増田 和順(
マスダ カズヨリ)

授業実施日:


所属機関
国立研究開発法人 防災科学技術研究所 社会防災システム研究部門 特別研究員
プロフィール
(略歴)
・1990年 3月 駒澤大学仏教学部仏教学科卒業(宗教民俗学)
・1990年 4月 つくば市役所 一般事務職員 採用(~2006年5月まで)
       ※レガシーシステム開発、業務改善施策検討、インターネットサービス開発
・2006年 6月 独立行政法人防災科学技術研究所 特別研究員(~2008年3月まで)
       ※eコミグループウェアの発案・開発
・2008年 4月 つくばコミュニティ放送株式会社(ラヂオつくば)設立 代表取締役(~2012年9月まで)
       ※新しい災害広報としてのコミュニティ放送のあり方について研究
・2012年10月 株式会社地域協働推進機構 取締役(2015年3月まで)
       ※地域活性化施策、地域プロモーション、被災地支援ディレクター
・2014年11月 独立行政法人防災科学技術研究所 客員研究員(兼任)(~2015年3月まで)
・2015年 4月 国立研究開発法人防災科学技術研究所 特別研究員(現在に至る)
・2016年 4月 立教大学大学院21世紀社会デザイン研究所 研究員(兼任)(現在に至る)
・2018年 3月 放送大学大学院社会経営科学プログラム卒業(学術修士)(郷土史防災研究)
会  場
テ ー マ
郷土史防災
主な内容
本研究は、地域のランドマークである寺院や神社、官公庁などの歴史的・地理的な史実をもとに、現在のハザードマップと比べながら地域の災害に対する強さ弱さを学ぶ。
No.27
 
委 泰榮(
イ テヨン)

授業実施日:


所属機関
国立研究開発法人 防災科学技術研究所 社会防災システム研究部門 主任研究員
プロフィール
博士(工学)、韓国人(妻は日本人)、2001年に来日、2009年より現職
日本は、山、川、海のようなたくさんの自然があり、おいしいお米やお魚、癒しの温泉などに恵まれた国です。しかし、これらの自然環境は、地震、津波、風水害などいろんな災害も引き起こします。こういった災害に備えるために、様々な情報(専門知、地域知、経験知)を活用した地域コミュニティの防災活動や学校の防災教育の手法とそれを支援するシステムの研究をしています。
平成29年度文部科学大臣表彰科学技術賞を受賞「災害対応支援のための情報共有及び利活用基盤の開発」
会  場
テ ー マ
私の防災手帳づくり
主な内容
パソコンを使って地域で起こりうる自然災害の危険性を確認したあとに、家や学校、周辺のよく行く場所、よく遊ぶ場所に居るときに災害が起こったことを想定して、安全なな避難方法や避難場所、待ち合わせ場所を書き込むなど、自然災害に備えて、日ごろからお父さんお母さんと防災対策を話し合うことができる自分オリジナルの防災手帳を作る。
No.28
 
大城 温(
オオシロ ノドカ)

授業実施日:


所属機関
国土交通省 国土技術政策総合研究所 道路交通研究部 道路環境研究室 主任研究官
プロフィール
ちょうど20年前の1998年に建設省(現在の国土交通省)に入りました。
初めの仕事も今の研究室で6年間勤め、行政や国際協力の仕事を経て、今の仕事に戻って4年経ちましたので、道路の環境問題の研究に合計10年間携わっていることになります。

環境問題は幅広く、生活環境、自然環境、地球環境など多岐にわたります。
人々の生活は、利便性と環境のバランスをとりながら成り立っており、道路の利便性と環境保全との調和が図られるよう、これまでも様々な取り組みが行われてきました。
環境に対する「マイナスを減らす」だけではなく、「プラスを増やす」ことを目指して仕事に取り組んでいます。
会  場
テ ー マ
暮らしに役立ち暮らしを守る道づくり
主な内容
道路には暮らしを支えるさまざまな役割があり、役割を果たしながら生活環境・自然環境・地球環境を守るための工夫をしています。どのような工夫があるのかをわかりやすく紹介します。

①くらしをささえる道路
・いろいろな道路の役割
・いろいろな道路の種類

②環境を守る道づくり
・少しずつ良くなっている大気汚染・騒音
・人も自然も地球も守るためのくふう
No.29
 
舟久保 敏(
フナクボ サトシ)

授業実施日:


所属機関
国土交通省 国土技術政策総合研究所 社会資本マネジメント研究センター 緑化生態研究室 室長
プロフィール
平成6年(1994年)に国土交通省(旧建設省)に入省して以来、約25年にわたって、主に公園やみどりを活かした住み良いまちづくりに関する仕事に携わっています。 
会  場
テ ー マ
身近な公園を都市の防災・減災に活かす
主な内容
私たちの身の回りにある都市公園は、平常時は休息や遊びの場などになっていますが、地震等の災害時には避難地や防災活動の拠点などになります。その一方、このような役割を果たすには、日頃の準備を含めた対応が必要になります。このことについて、実際の災害時にみられた事例も紹介しながら、お話ししたいと思います。
No.30
 
益子 美由希(
マシコ ミユキ)

授業実施日:


所属機関
国土交通省 国土技術政策総合研究所 社会資本マネジメント研究センター 緑化生態研究室 研究官
プロフィール
小学1年生のとき、弱って飛べなくなっていたオオタカを保護したことがきっかけで、身の回りでどんな鳥が暮らしているのか気になり、地元茨城県で野鳥の観察をするようになりました。家の周りで会える鳥もいれば、山に行かないと会えない鳥もいる。魚が好きな鳥もいれば、草の種が好きな鳥もいる。環境が良くなると、新しい鳥が見られるようになることも!? 野鳥を通して、その場所の自然の現状について分析したり、たくさんの生き物が暮らせる環境にするためにどんな工夫ができるか考えたりする研究をしています。
会  場
テ ー マ
野鳥ものさしで都市の生物多様性を測る
主な内容
都市は、私たち人の暮らす場所であると同時に、生き物のすみかにもなっています。しかし、都市の環境は人の影響を受けやすいので、知らないうちに生き物が姿を消してしまうこともあります。
そのため、本講座では、まず生物多様性とは何か、近年どのような危機が迫っているかを解説した後、周辺で野鳥調査を行い、生物多様性がどのくらい豊かであるかを確認し、その結果をもとにさらに生物多様性を向上させるにはどのような環境があるとよいか、人も生き物もすみやすい環境づくりについて一緒に考えます。
No.31
 
赤嶺 嘉彦(
アカミネ ヨシヒコ)

授業実施日:


所属機関
国立研究開発法人建築研究所 環境研究グループ 主任研究員
プロフィール
日本は、エネルギー資源がとても少ない国です。そのため、無駄をなくして、賢くエネルギーを使うこと、つまり、「省エネルギー」がとても重要です。
私は、省エネルギーを実現するための建築と設備の工夫について研究しています。しかしながら、本当に省エネルギーを実現するためには、建築と設備だけでなく、それらを使う一人ひとりの意識と行動が不可欠です。日々の生活のなかで何にエネルギーを使っているのか、どうしたら省エネルギーになるのか皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
会  場
テ ー マ
住まいとエネルギー
主な内容
日々の生活のなかでエネルギーを使っていることを意識していただき、「省エネルギーのためのひと工夫」を各自が考えて実行するきっかけとなる講義を行います。
No.32
 
槌本 敬大(
ツチモト タカヒロ)

授業実施日:


所属機関
国立研究開発法人 建築研究所 材料研究グループ 上席研究員
プロフィール
1998年東京大学から博士(農学)を授与。1994~東京大学農学部助手、1999~建設省建築研究所、2004~国土交通省国土技術政策総合研究所、2013~現職(同11月~British Columbia大学(カナダ)客員研究員)において、木質構造用材料の性能評価、木質構造建築物の耐震性評価、木造住宅の耐久性評価等に従事。
会  場
テ ー マ
どんな木造住宅が地震で壊れるの?地震に耐えるの?
主な内容
地震で壊れた木造住宅の様子を紹介し、どんな木造住宅が地震で壊れないか、映像などを用いて分かりやすく説明することで地震災害時の身の安全を守る知識を持っていただきます。
No.33
 
野秋 政希(
ノアキ マサキ)

授業実施日:


所属機関
国立研究開発法人 建築研究所 防火研究グループ 研究員
プロフィール
建築研究所の野秋と申します。
日本全国で1日に何回火事が起きているか知っていますか?
余り知られていないかもしれませんが、日本のどこかで1日に100回程度の火事が起きています。
その大半は皆さんが住んでいる住宅です。
どのようなことが原因で火災が起こるのか?どうすれば火災の被害を大きくせずに済むのかを皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
会  場
テ ー マ
物の燃え方と消し方
主な内容
物が燃えるため又は燃え拡がるために必要な要素を知っていただくと共に、
そこで学んだ知識を活かして、
どうすれば火を消すことができるのか、
どうすれば火災を拡大させにくくするのかについて考えます。
No.34
 
中島 昌一(
ナカシマショウイチ)

授業実施日:


所属機関
国立研究開発法人 建築研究所 構造研究グループ 研究員
プロフィール
皆さん、こんにちは。建築研究所の中島です。
昔から長い間、日本では木造建築物が作られてきました。掘っ立て柱の建物から、現代の木造住宅まで、どのように耐震について考えてきたのか、一緒に見ていきたいと思います。
また、現在、日本の国土面積の68%は森林です。これらの森林資源を有効に活用しながら、維持していくにはどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。木を切って住宅等に使ってしまって良いのでしょうか?現状と課題についてみなさんと一緒に考えていきたいと思います。
会  場
テ ー マ
木造住宅の耐震
主な内容
木造住宅の耐震構造について、昔の社寺建築から、現代の住宅まで、実例の写真をみながら紹介し、今後どのように発展していく可能性があるか、考えてみます。
また日本の森林資源の状況について紹介し、日本の森林は、今後どのような状態になるとよいか、一緒に考えます。